MF2.0からMF3.0に移行いただくためには、以下の2つの作業があります。
1:MF2.0の設定値をMF3.0の管理画面に移動する
2:Webサイトの検索窓、検索結果ページの設置方法を変更する
お手元に、弊社カスタマーサポートよりお送りしておりますexportファイル(xxxx__xxxx__xxxx__export_config.txt)をご用意ください。
注)xxxxはお客様毎に異なります。
注)exportファイルは、MF2.0→MF3.0の移行申込を行っていただくと、弊社よりメールにて送付されるものです。
以下に、上記1、2の手順を示します。
1.MF2.0の設定値をMF3.0の管理画面に移動する
1.1 ユーザを登録する
MARS Platformのトップページをブラウザで開き、Login をクリックして下さい。
初回(アカウントが未登録の場合)は、サインアップをクリックします。
ここで、メールアドレスとパスワードを新規に登録するか、
GoogleアカウントによるSSO(Single Sign ON)認証のどちらかでサインアップを行います。
以後は、このユーザにてログインを行って下さい。
注意)MARS Platformにログインするメールアドレスは、
変更したり、1つの組織に複数のメールアドレスを紐づけたりすることはできません。
MARS Platformの管理画面上で操作されるご担当様、請求書を閲覧されたいご担当者、皆様でご利用いただけるメールアドレスを選定ください。
1.2 組織を作成する
以下の表を参考に、マニュアル に沿って、組織を作成します。
No | MF3.0の管理画面の項目 | 備考 |
1 | 表示名 | 「株式会社ABC」など、会社名がお勧めです。 |
1.3 アプリケーションを作成する(プランを契約する)
以下の表を参考に、マニュアル に沿って、アプリケーションを作成します。
お手元にクーポンをお持ちの場合はクーポン番号、クレジットカード決済をご希望の場合はクレジットカードをご用意ください。
No | MF3.0の管理画面の項目 | 備考 |
1 | アプリケーション | MARS FINDERを選択して下さい。 |
2 | プラン | exportファイル->max documents numを目安にご選択下さい。 max documents numが1000の場合、「MARS FINDER Standard1000プラン」というように、同じ値のプランのご選択をお勧めいたします。 |
3 | 表示名 | 「MARS FINDER Standard1000プラン」など、アプリケーションとプランを示す名前をお勧めいたします。 |
1.4 サービスを作成する
以下の表を参考に、マニュアル に沿って、サービスを作成します。
※「サービス」とは、2.0の検索ユニットからクローラーが切り離された「検索DB部分」に相当します
※exportファイルはMF2.0の検索ユニットごとに生成されております。
サービスは、お渡ししているexportファイルのファイル数分作成いただきます。
No | MF3.0の管理画面の項目 | 備考 |
1 | 表示名 | 「株式会社ABC サイト内検索 日本語サイト」など、サイト内検索サービスを示す名前をお勧めいたします。 |
2 | 検索データベース名 | 「株式会社ABC サイト内検索 日本語サイト 検索DB」等をお勧めいたします。 |
3 | 割り当てドキュメント数 | MF2.0の管理画面の当該ユニットの検索対象ドキュメント数を目安に設定下さい。 例えば、検索対象ドキュメント数が162の場合は、割り当てドキュメント数は200、 検索対象ドキュメント数が7163の場合は、割り当てドキュメント数は7200、 というように少し上の値の設定をお勧めいたします。 |
4 | URL範囲指定 (正規表現) | exportファイル->[Allow Url Pattern]の値をそのまま設定してください。 |
5 | URL除外範囲指定(正規表現) | exportファイル->[Deny Url Pattern]の値をそのまま設定してください。 |
6 | 検索DB作成スケジュール | exportファイル->[Setting]の内容を参考に設定してください。 例えば、 「month: 17 10:12」であれば、「毎月18日〇時〇分」というように翌日を、 「day: 17 10:12」であれば、「毎日〇時〇分」というような設定をお勧めいたします。 |
7 | marsfinderoff~marsfinderonタグ除外を利用する | お客様Webサイトに、当該タグが仕込まれていましたら、ONにしてください。 仕込まれていない場合は、OFFにしてください。 |
8 | 専用メタタグによるLast-modified上書き機能を利用する | exportファイルに->[lastmodified overwrite function: enable]がある場合はON、ない場合はOFFにしてください。 |
9 | meta robotsタグを利用する | exportファイル->robots meta function: disableがある場合はOFFにしてください。 |
10 | canonical属性を利用する | exportファイル->canonical tag reference function: enableがある場合はON、 ない場合はOFFにしてください。 |
※exportファイル->[Salvage Url Pattern]がございましたら、No4やNo5をご利用いただき、適切なパターンを設定ください。
※No6のexportファイル->[Setting]に、「week: 1 15:00」 と記載があれば「月曜 15時00分 」を指します。2は火曜、3は水曜、4は木曜、5は金曜、6は土曜、7は日曜の意です。
1.5 クローラを作成する
以下の表を参考に、マニュアル に沿って、上記で作成した1つのサービスにつき1つのクローラを作成します。
No | MF3.0の管理画面の項目 | 備考 |
1 | 表示名 | 「株式会社ABC サイト内検索 日本語サイト クローラ#1」等をおすすめします。
|
2 | 割り当てドキュメント数 | MF2.0の管理画面の当該ユニットの検索対象ドキュメント数の1.2~1.3倍程度を目安に設定下さい。 例えば、検索対象ドキュメント数が162の場合は、割り当てドキュメント数は200、 検索対象ドキュメント数が7163の場合は、割り当てドキュメント数は8700、 というような設定をお勧めいたします。 注意)複数のサービスをご利用の場合は、各サービスの割り当てドキュメント数の合計が、契約プランの最大ドキュメント数を超えないように設定をお願いします。設定できる下限値は100となりますので、目安の値の計算の際にはご留意ください。 |
3 | 起点URL | exportファイル->[Seed Url]の値をそのまま設定してください。 |
4 | URL範囲指定 (正規表現) | exportファイル->[Allow Url Pattern]の値をそのまま設定してください。 |
5 | URL除外範囲指定(正規表現) | exportファイル->[Deny Url Pattern]の値をそのまま設定してください。 |
6 | クロールスケジュール | exportファイル->[Setting]の内容を参考に設定してください。 「month: 17 10:12」であれば、「毎月17日10時15分」をお勧めいたします。 |
7 | 言語 | 日本語固定です。他外国語のサイトであっても、日本語を選択いただければクロール可能です。
|
8 | クロールする深さ | プルダウンメニューの内容を参考にご選択ください。 例えば、「Standard 1000」プランでご契約の場合、「深度5」をお勧めいたします。 但し、exportファイル->max depthの値が1~4の場合は、その値をご選択下さい。 |
9 | PDF | PDFファイルを検索対象とされたい場合はON、したくない場合はOFFにしてください。 |
10 | MS-Office (Excel/Word/PowerPoint) | exportファイル->office file crawler function: enableがある場合はON、ない場合はOFFにしてください。
|
11 | クエリ | exportファイル->CGI parameter exclusion function: disableがある場合はON、ない場合はOFFにしてください。
|
12 | フラグメント | exportファイル->hash page crawler function: enableがある場合はON、ない場合はOFFにしてください。
|
13 | Basic 認証 | exportファイル->basic/Digest auth Setting: existがある場合は、ユーザ名・パスワードを設定してください。 MF2.0に設定されておりますユーザ名・パスワードはexportファイルには表示しておりません。 |
14 | robots.txt/robots metaタグ有効 | robots.txt
exportファイル->robots.txt function: disableがある場合はOFFにしてください。
robots meta
exportファイル->robots meta function: disableがある場合はOFFにしてください。
|
※exportファイル->[Salvage Url Pattern]がございましたら、No4やNo5をご利用いただき、適切なパターンを設定ください。
※exportファイル->[Seed Url]はクロール起点URL、[Allow Url Pattern]は許可URLパターン、[Deny Url Pattern]はクロール除外URLパターン、[Salvage Url Pattern]は救出URLパターンを指します。各々の定義はこちら をご参照ください。
※No6のexportファイル->[Setting]に、「week: 1 15:00」 と記載があれば「月曜 15時00分 」を指します。2は火曜、3は水曜、4は木曜、5は金曜、6は土曜、7は日曜の意です。
MF3.0とMF2.0の両方からWebサイトへアクセスすることになります。アクセス数を気にされる場合は、「毎日」→「毎週」、「毎週」→「毎月」にする等、ご調整ください。
※ 作成したクローラは、選択(サービスへの紐付け)しておく必要があります。
以下の図を参考に、サービス一覧画面->クローラ選択->「選択」ボタンを押下いただきますと、紐づけできます。
1.6 MF2.0の管理画面の設定値を移動する。
以下の表に記載しているMF3.0マニュアルに沿って、MF2.0の管理画面で設定している値を移動させてください。MF2.0の管理画面で設定されていない場合は、移動は不要です。
1.7 検索結果を確認する(検索デモ)
マニュアル に沿って、検索結果を確認します。
様々なキーワードで検索し、
・検索結果が表示されること
・1.6で移動した内容が反映されていること
を確認してください。
2.Webサイトの検索窓、検索結果ページの設置方法を変更する
お客様Webサイトの各ページ等に設置しているサイト内検索用の検索窓とサイト内検索結果ページ双方で対応が必要です。
MF2.0でカスタムエレメント版をご利用のお客様と従来版をご利用のお客様では、変更内容が異なります。
2.1 MF2.0 カスタムエレメント版ご利用のお客様
MF2.0とは、JS、CSSのURL指定、ajax-url、一部のタグが異なります。
具体的には以下の表の通り、変更をお願いいたします。
変更後、テスト環境等を保有されている場合は、テスト環境にて挙動を確認後、本番環境へupされることをお勧めいたします。
- MF3.0のカスタムエレメントがVer.1の場合(バージョンの確認はこちら。)
※xxxx部分は、環境やバージョンによって異なります。
※No6は、MF2.0でずばケンをご利用の場合のみとなります。class名は、お客様によるCSSカスタマイズがある場合です。
※[サービス識別名]の部分は、管理画面->Mars Finderのサービス一覧内の「検索API URL」を押下することでご確認頂けます。
※MF2.0で//c.marsflag.com/mf/mfx/xxxx/css/mfx-serp-resp.cssを設置されている場合は、MF3.0では削除いただいて問題ございません。
- MF3.0のカスタムエレメントがVer.2の場合(バージョンの確認はこちら。)
No | 変更前(MF2.0) | 変更後(MF3.0) |
1 | <script
src="//c.marsflag.com/mf/mfx/1.0-latest/js/mfx-sbox.js"
charset="UTF-8"
></script>
| |
2 | <link
href="//c.marsflag.com/mf/mfx/1.0-latest/css/mfx-sbox.css"
rel="stylesheet"
type="text/css"
media="all"
charset="UTF-8">
| MF3.0では不要。
|
3 | <script
src="//c.marsflag.com/mf/mfx/1.0-latest/js/mfx-serp.js"
charset="UTF-8"
></script>
| <script src="https://ce.mf.marsflag.com/latest/js/mf-search.js"></script> |
4 | <link
href="//c.marsflag.com/mf/mfx/1.0-latest/css/mfx-serp.css"
rel="stylesheet"
type="text/css"
media="all"
charset="UTF-8"> | MF3.0では不要。 |
5 | ajax-url="//xxxx.marsflag.com/xxxx__xxxx__xxxx/x_search.x" | ajax-url="https://finder.api.mf.marsflag.com/api/v1/finder_service/documents/{サービス識別名}/search" |
6 | serp-url="//xxxx.marsflag.jp/result.html#/" | results-page-url="https//xxxx.marsflag.com/result.html" |
7 | タグ <mf-zubaken></mf-zubaken> class名 .mf_finder_zubaken* | <mf-featured-contents></mf-featured-contents> class名 .mf_finder_featured_contents* |
※xxxx部分は、環境やバージョンによって異なります。
※No7は、MF2.0でずばケンをご利用の場合のみとなります。class名は、お客様によるCSSカスタマイズがある場合です。
※[サービス識別名]の部分は、管理画面->Mars Finderのサービス一覧内の「検索API URL」を押下することでご確認頂けます。
※MF2.0で//c.marsflag.com/mf/mfx/xxxx/css/mfx-serp-resp.cssを設置されている場合は、MF3.0では削除いただいて問題ございません。
2.2 MF2.0 従来版ご利用のお客様
従来版とカスタムエレメント版では、検索窓、検索結果、各機能のタグ設置方法が異なります。
- MF3.0のカスタムエレメントがVer.1の場合(バージョンの確認はこちら。)
- MF3.0のカスタムエレメントがVer.2の場合(バージョンの確認はこちら。)
本資料に関するご不明点は、カスタマーサポート までお知らせください。
変更履歴
2023.02.20 初版発行
2023.03.14 1.5章 表No6 アクセス数に関する注意書きを追記しました。
2023.03.16 1.6章 表 誤記修正しました(同義語に関する記載が2か所あったため、1か所を削除)
2023.05.26 2.1章 表 mf-search.js、mf-search.cssのパスをv1からlatestに変更しました。
2023.06.21 2章 タイトルを修正しました。